おう!現状を説明しようか
俺は本物の大工だよ。
以前はさ、一人親方とか多くて技術はみんな持ってたんだよね。工務店も地元に根差しててイッパイあったな。
その工務店におかかえ大工がまた何人もいたわけさ。もちろん中にはクズで駄目な手抜き大工もいたけどね。
大きく事情が変わってきた理由は2つあった。波もあるし不景気ってのはいつの時代もあるからそれは置いといて
1つ目は大手のハウスメーカーが利益を出しやすくする為、工務店に仕事依頼するのをやめて
大勢の新卒の学生を自分の会社の寮に入れて自社大工を大勢作った。
これは仲介料がいらないし給料も安いのでかなり経費が浮く。
2つ目はツーバイ。在来はある程度の技術が必要だがツーバイは組み立てるだけなんで安い学生大工でも簡単に作れた。
じゃ、古き大工の事情は今どうなってんのかというと・・・
まず、新築の仕事が減った。激減した。理由は上の1つめだね。だからリフォーム仕事ばっかりだ。
最近は在来でもプレカットがあるから学生大工でもある程度は組み立てられるし。
ただ和室だけは難しいからコッチに仕事はくるね。
ほかの業種の人はどうなってんのかというと、オペさんは今も昔も変わらず。
左官屋さんは昔の職人さんは激減してて、中堅の職人とアルバイトのワンセットが多くなった。
鳶さんは外国人が増えたね。日本語通じない。んで基礎作ってるのボブサップみたいのばっかだ。
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