高学歴なのに非正規フリーター

日本では、東大・京大・一橋などの超高学歴層であっても、早期退職後のキャリア再構築は難しいという現実があります。
日本の雇用市場は依然として「新卒で入社＝キャリアの入口」という考え方が強く、中途採用では「即戦力」や「専門スキル」が重視されます。
企業側は今や、「学歴」より「実績」「適性」「性格面での安定」を重視する傾向が強まっています。
特に、高学歴で早期退職した場合、「プライドが高い」「扱いにくい」「長続きしないのでは」といった偏見も根強く、採用側が慎重になることもあります。
また、大学での学問的能力と、企業が求める実務スキルとは一致しません。
とくに大企業に新卒で入った場合、大企業特有の内部的な仕事が多く、転職市場ではスキルが通用しにくいということもあります。

実際、厚労省や研究機関の調査でも、高学歴フリーターや非正規雇用者は増加傾向にあります。特に都市部では、大学名よりも「キャリアの一貫性」や「人間関係スキル」「実務経験」を重視する企業が増えています。

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