馬車馬の鼻先にぶら下げた人参の話をしてあげるよ

イバラのつるの栽培地があって、その中を曲がりくねった道が一本抜けている。

つるを切り開きながら出口へたどり着けば一軒の家が建っている。

これが一生を賭けた一人の男の仕事の終着駅だが、栽培地の入口の門柱にもし君がよじ昇るなら、出口はそこに見えていたのだ。

ナタを振るう作業があまりに馬鹿馬鹿しく疲れるので、大変な距離をやってきたと錯覚するのだよ！

解るかな？　理解する能力がなければピカソもただの落書きだよ。

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